エレクトリック・コントラバス 1作目


2013年頃製作。

作る上でのアイデアはこんな感じ。
-コントラバスとエレクトリックベースの中間みたいな感じ。
-飛行機での運搬を考えて、解体可能にする。
-日常的に使うために、楽器をケースから出してなるべく少ない手間で音が出せるように…。
-弾きやすさ、音色、移動のしやすさ、弾くまでの手軽さ、耐久性、そして見た目の全てを満たす。

ネックは半完成品をインターネットで仕入れて加工、調整。その他のボディーの部分、音を拾うピックアップ、それの為のプリアンプは全て自作。

素材はネックが楓、指板が黒檀、ボディーがヨーロッパ杉。
テールピースは素材不明だけれど、いわゆるコントラバスにつけて以前使用していたモノで黒檀よりもかなり軽め。
駒はマホガニーに似た感じのモノ。

接着剤はは全てニカワを使用。塗装はネックはリンシード オイル、他の部分はヤニからアルコールニスを自作した。要は塗装とか接着は天然成分のモノを使って見た。

ピックアップは自作の各弦独立式をそれぞれの弦の真下に配置、あとは駒に挟む一般的な方式のモノを一組配置。マグネチックも試してみたけれど、弦の振動方向の問題で弓の音をちゃんと拾ってくれないのでボツ。単なるお飾りっす。指弾きの音は好きだったんだけどねぇ…。それらの音をボディ裏に設置したプリアンプ兼ミキサーでミックスしてモノラルで出力。


バラバラに解体。


こんな感じで箱に入れて飛行機には貨物で載せて現地で組み立て、と。

音とか、いろんな意味で気に入ってたのだけれど、一作目という事で色々課題が残るモノだった。で、2作目を作るワケですな。