パーカッション用の弓 その2


前回ので書いていた新しい方式とは、ネジで木片を締めて圧力で止める方式の事でした〜。コレだと毛の装着時に便利かなぁ…と思って試してみたっす。
 
 
 

全体的に大雑把には成形したもののまだまだガタガタっすね。この状況をいつも見る度に捨て犬っぽい雰囲気だなぁ…と思うのだけど、どうでしょうか?これを更にノコヤスリとかで成形して捨て犬からお犬様に仕立て上げます。
 
 
 

だいぶカタチが整って、庭で飼われてる雑種の番犬くらいの感じにはなったでしょ?後は細かいトコロを削っていく感じ。でも、写真もわかるようにまだまだ表面がガタガタしてる。平面のノコヤスリの痕のガタガタはペーパーかけたりすればすぐに取れるんだけど、問題は、各カーブ同士の繋がりっていうのかな…触ると繋がりを悪くしてる”ノイズ”みたいな感じがまだまだある事っすね。
 
 
 

全体的にペーパーとかで表面を仕上げる前に、ミニルーターの先にドラムサンダーをつけて内側の曲線を整えて”ノイズ”を消しちゃう。
ノコヤスリみたいなのは直線とかちょっとした平面をやる時、カーブの外側をやる時はか〜な〜り〜便利なのだけれど、曲線の内側はウマいこと刃が入らなくってちゃんと削れない事がほとんど。カーブに対してヤスリの平面が大きすぎるのね〜。でも、こういうドラムサンダーっぽいヤツでやると一発で出来ちゃう。

成形初期にデリカシーのある道具を使うと、木の柔らかいトコロと硬いトコロの削れ具合の差がすごくて全然成形が思う通りに進まないので、この段階の道具はゴリ押し系がイイね。ノコヤスリとかはガシガシ行ってくれるので、ハンドツールの中ではかなりお気に入り。ミニルーターにドラムサンダーってのもかなり多用するかも…。いずれにせよ触った時の指先の感覚が納得いくまで、焦らず少しづつ進める。後からのペーパーの段階では、もうあまり修正できないから、全体のカタチはこのプロセスでほぼ決まっちゃう感じ。

ちなみにどの作業も作業台にしっかり固定してやるとはかどるし、変に歪んだりしなくて済むし、なにより安全。