2号機用の駒 その4

成形が終わったのでこれからは仕上げの工程に入るよん。
ヤスリの番手は80からスタート、以降、120→180って感じかな。
木工の場合(他の素材は知らない)のヤスリがけの基本は、番手の数を倍以内で進めていく事なのさ。つまり、80番から始めたら次は160より小さな番手、120番からだったら240より少ない番手を次に持ってくる、と。
大体180番に行けば触った感じが満足できる様になるんだけど、そこまでに行くのに80からだとイキナリ行けないので120番を挟んでる感じ。だから240番がある時は120番から240に行くときもある。これは手に入るペーパーによりけりでフレキシブルっす。

 


前段階の成形でちゃんと作ったので、このヤスリがけの工程で微調整するような場所はほとんど無いので、気になる所にだけかけて80番はあっさり終了。接触部分の平面にかけたり、触った時に気になる所に少しかけるくらい。
ちなみに写真は平面用に板に巻いたサンドペーパー80番と、次につかうベルトサンダー用の120番。

 


ベルトサンダー用のであらゆる角に120番をかける。もちろん平面的な所にはフツーのペーパーも使うけど、角はこういう帯状のモノを使った方が均一にしやすい。ベルトサンダー用のモノは当然リング状になってるけどハサミで切って帯状にして使用。

 


次は180番。
手頃な大きさに切って使用。今回は細かい所が割とあるので丸めて筒状にしてかけた。
手でヤスリがけしてる場合で180番になると、もういわゆる「仕上げ用」なので、成形出来るほどの威力はほぼ無いから、安心してガーッと行く!

 


「エッヘン!」って威張ってる感じのカタチだな…。
一応音の通り道を考えてデザインしました。
余談だけど、単なる板を駒にするよりも、カタチをこういう感じである程度複雑にする方が出音のバランスが良くなるのよねぇ。こういうのって多分最初は装飾でやったんだろうけど、カタチの複雑さって音に影響するみたいね。一号機の最初の駒は、当初は単なる一塊の板だったんだけど、バランスがメチャクチャ悪かったので試しに形状を変えて伝統的なモノにアレンジ加えたモノにしたら音のバランスが全然変わったっス。