2号機用の駒 その3

って事で、本格的な成形に入るよん。
オイラは個人的にはこの成形のプロセスが大好き。
木を削って段々とカタチがあらわになっていくプロセスってなんとも言えない快感があるんだよなぁ…。視覚だけじゃなくって指先の触覚を使いつつ、道具も手先だけじゃなくって体全体を感じて動かして…(手先だけでやるとブレる)というのは、工場みたいに機械的にポンポンと作っていったら得られない感覚とか感触なんじゃないかなぁ…。大きな専門の機械を持ってないから手間も時間もかかるけど、その分色んな事が感じ取れるから、それはそれで興味深いよね。

 


写真の様な道具を使ってカタチを作っていくのさ。
写真右からノコヤスリ。これはノコギリの刃の集合体みたいな感じになっててガシガシ削れて気持ち良い!真ん中3本はフツーの木工ヤスリ。丸棒タイプと断面がラウンドしてるタイプとか断面が平らなタイプの3種類ね。それぞれの場所に合わせて使い分ける。で一番左が小刀。くぼんでる所を削る時に割と使うかな…。小刀とノコヤスリは大体の局面で大活躍してくれるッス。

 


上のようにセッティングして「いざ!!」って時に駒中心部の穴を開けるのを思い出した。
なので仕切り直し。
コレのパート2でも書いた通り、やりにくい所とかを先にやってしまった方が後々ラクなので、まずは中心部の穴あけ加工から。
ドリルで大まかな穴を開けて…

 


糸ノコで切って行く、と。
この糸鋸は刃の方向が自在に変えられるようになっているので、刃の背面が当たって使えちゃうような場合には刃の取り付け角度をズラせるので便利。以前に書いたスピーカーの穴あけの様な、割と径のあるものでも問題なく切れちゃう。

 


っという事で、穴の部分を切ったら最初に書いた工程に戻って外側とかディテールの成形。