PCキーボードのパーツからフットスイッチを作る その1

今回はキーボードのコアの部分のパーツからフットスイッチを作るのだ。

キーボードはコアの回路の端にある端子をショートさせる事で文字の情報を送っているので、その部分に直接配線できるようにしてスイッチにしてしまえばどんな形状でも使えるってワケ。

コア部分の段取りを手作業でやるには結構細かいので、なんかゴチャゴチャやってると勢い余ってプリント基板の配線が剥がれてオシャカになる事もあって、全部の端子を使う事は難しいと思うけれど、フットスイッチなんてのは数個あれば足りちゃうんだし、全々問題無し。

何年か前にコアの回路部分を取り出して配線も引き出したものの、arduinoでもっと便利なのが作れるようになった為に必要性が無くなったので放置されてた回路を使用。

軽量化と製作時間の短縮の為、今回は割と雑な見た目で作るっていうのと、普通の配線材では無く、銅箔テープとかそういう素材での配線っていうのがテーマ。

まずは手元にたまたまあったプラスチックの板を切る。コレにバネの役割をさせて、モメンタリスイッチを作ろう、という段取り。素材は反発力があれば何でもオッケーだと思う。

完成後の配置としてはこんな感じをイメージ。写真右上に写ってるのがキーボードのコアの回路。

コノ回路って赤い配線部分と黒い配線部分のショートの組み合わせで文字入力の多様性を実現してるワケ。

今回のモノは、赤3本、黒5本引き出せてあるので、3✕5で15通り出力出来るのだけれど、実際欲しいのはスイッチ4つだけなので、赤1本、黒4本で行く事にした。

そうすると、赤の方が全てに共通して使えるので、イワユル普通のグランドみたいな配線が出来て製作もラク。